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小川 一水『復活の地』
- 復活の地
- 小川 一水 (著)
- 早川書房 (2004/6/10)
SFファンタジーな世界での災害もの、大地震です。全3巻。作者の作品は読んだことがなかったのですが、秋頃から早川書房で大長編が発売されると聞いて、予習的に読みました。けっこうたくさん作品があって、どれを読んでいいのかわからなくて、適当に災害もの。
発展途上のレンカ帝国は、今の日本と似たような社会。実権を持たない皇統があって、政治家、官僚、警察などがいて。違うのは、星間列強諸国がいて外交が必要なこと。そのレンカ帝国の帝都で、未曾有の大地震が発生します。
パニックではなく、災害にどう立ち向かうかを描いた作品でした。青臭い理想論が気にならなくもないけど、なじめそうな感じで。ひさしぶりの大長編作家なので、他の作品も読んで慣れていくつもりです。
山田 詠美『風味絶佳』
- 風味絶佳
- 山田 詠美 (著)
- 文藝春秋 (2008/05)
デビュー20年目のマイルストーン的作品集と紹介されていました。確かに、ひとつの到達点に達したような素晴らしい短篇集でした。作者の書くものは、経験に基づく感覚が大きい感じがしてて、あまり自分の好きなタイプの小説ではないです。エッセイとかは大好きなのですが。
でも、この作品は、現時点での芸が極まったというか、風格さえただよっているようで、好き嫌い関係なく、素晴らしいと思いました。
川上 弘美『なんとなくな日々』
- なんとなくな日々
- 川上 弘美 (著)
- 新潮社 (2009/02)
日本語ってきれいだなあと思いました。日々のエッセイ集。作者の作品はけっこう読んでいて、それらから見える作者の人柄が、なんだか大好きです。のんびりおっとりしていて、でも芯が強い、という感じで。このエッセイ集も、そんな作者の雰囲気がいっぱいでした。あらためて考えてみると、作者のそういう人柄と日本語の組み合わせがあっているのかも。
遠藤 徹『壊れた少女を拾ったので』
- 壊れた少女を拾ったので
- 遠藤 徹(著)
- 角川書店 (2007/11)
変な短篇集でした。お弁当の容器が人の頭だったり、炊飯ジャーの子供を身ごもったり、内臓を食べあったり。型にはまらない不安な世界観で、たまにはこういう変なのも楽しい。
この作品を読んだのは、作者の新刊『ネル(想像力の文学)』のため。この新刊がとても気になっていて、初期作品を知ってから読んだ方が楽しめそうだと思ったので。
スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』
- ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女
- スティーグ・ラーソン(著)
- 早川書房 (2008/12/11)
世界中で人気となったスウェーデンのエンタメ小説。1巻の上・下まで読みました。新人作家が書いたミステリ系のアメリカンエンタメだねって感じでした。スウェーデンは寒そうです。
あとは、とくには感想はないです。似たような作品はたくさんあるし、期待していたスウェーデンの文化も感じられなかったので。う~ん。楽しかったですよ。でも、どうでもいい。




