読むのが恐い!―帰ってきた書評漫才 激闘編


北上次郎と大森望の対談形式書評本。第2弾。今回は2004年から2007年までブックレビューです。マイペースな北上さんがボケで、理論派の大森さんがツッコミ。気楽に読める書評本です。

北上さんは、むかしながらのエンターテインメント愛好家で、好きな作品をうれしそうに語っている様子は可愛いらしく、大森さんは、作品の歴史的背景、社会的位置づけ、出版社側の思惑などから語る人で、本を買いたくなるような作品の紹介はとてもうまい。お互いのオススメ本を読み合うスタイルなので、読み方の違う二人で意見が割れるのは当たり前で。でも、だんだん対立よりも思いやりになってきたなーと思いました。

北方謙三『水滸伝』全19巻(北上さん選)は、いずれ読もうと思いました。今まで何人かの水滸伝を読みましたが、全然話がわからなくて。北方謙三『水滸伝』は物語を再構築し直したとかで、時間をとって読んでみたい。いずれ。10年後でもいい。

ちょっと笑ったのは、恩田陸『チョコレートコスモス』の時に、大森さんが”恩田陸は最初から北島マヤだったんですよ!”と叫んでいたとこ。やっと恩田陸の正しいほめ方を見つけたって感じでおかしかったです。

前になにかで大森さんが話していた気がするんですが、”世の中にはいろんな人がいて、いろんなものの考え方があって。そう思うとどんな小説でもおもしろい。”との言葉が記憶に残ってて。確かに。でも。…まあいいや。病気になりたくないから、考えない。

2009年3月1日
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