神のはらわた
- 神のはらわた
- ブリジット・オベール (著)
- 早川書房 (2006/05)
『死の仕立屋』の続編。オベールは一筋縄じゃいかない変な作家だと、改めて思いました。前作で射殺された人肉愛好家に憑依された女刑事をめぐる、おかしなサスペンスホラーになるかと思いきや、そうではなかった。この作品はいったいなんなのだろう?パクパク人肉を食べて、生け簀の魚をさばくようにピチピチな人体を切り裂いて。その描写がまた滑稽で。話の内容はさておき、南仏の空気を味わい、フランス流の皮肉なユーモアに耳を傾けるのも悪くないです。
2008年8月17日