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神のはらわた


『死の仕立屋』の続編。オベールは一筋縄じゃいかない変な作家だと、改めて思いました。前作で射殺された人肉愛好家に憑依された女刑事をめぐる、おかしなサスペンスホラーになるかと思いきや、そうではなかった。この作品はいったいなんなのだろう?パクパク人肉を食べて、生け簀の魚をさばくようにピチピチな人体を切り裂いて。その描写がまた滑稽で。話の内容はさておき、南仏の空気を味わい、フランス流の皮肉なユーモアに耳を傾けるのも悪くないです。

2008年8月17日

死の仕立屋


  • 死の仕立屋
  • ブリジット・オベール (著)
  • 早川書房 (2004/6/10)

フランスのサスペンス。オベールは、しゃれっけのあるナンセンスなセンスを持ってるミステリ作家。ですが、この作品はちょっと行き過ぎた感がありました。叙述トリックとあったんで、気を抜かずに読もう、と読み進めていたら、最後の最後でわかった。この作品は、自分が想像していたようなミステリとか叙述とかではなかった。盛大にバカバカしいB級サスペンス・シリーズの始まりだったようです。B級は好きなので、読み続けるつもり。

2008年8月14日

フロスト気質 上


ハチャメチャな警察小説、第4弾。ひさしぶりの新刊です。ハロウィーンの夜の見つかった少年の死体に始まり、幼児殺傷事件に身元不明の腐乱死体。立て続けの事件にフロスト警部はいつもの如く、行き当たりばったりな捜査で失敗の連続です。このシリーズの内容は、いつもすぐに忘れてしまうんです。難事件を解決するような推理小説ではなく、一貫したストーリーもないしで。でもダメ中年フロスト警部のひとのよさっていうか、内容は忘れてしまってもあたたかい気持ちは残ります。

2008年8月5日